領域(架空領域)

底に沈めて見えないほどの

いつも通り集会所に行くと、心地よいキーボードの操作音が聞こえる。部屋の管理人の音だ。管理人は何を仕事にしているかはよく知らないけど、事務職をしつつ、悪い社会と戦っていると噂では聞く。私はそんな管理人を尊敬している。 集会所には、本棚に詰め込…

ごとーさんのこと

ある活動家に恋をしました。 彼は一回り、いや二回りも離れていた大きな存在でした。ぼんやりしているところもあったけど、どこかに納得させる大きい背中がいつも私の前にはあったのです。 彼は寡黙な人でした。おそらくですが、彼は見かけより小さい存在で…

領域の〆 forget-me-not

もし、また貴女に軍配が上がりそうというなら、存分にやればいい。 海は遠く、そのうちには干上がってしまう。傍観するだけ、っていうのは嫌だろう。私は動けず、死んでいくのをただただ感じてくしかない。 貴女は私と違って動けるのだから、海から抗って、…

結局、それは何者だったんですか?

人の記憶は「領域」という言葉に置き換えられるのではないかと思っている。 何年もぐだぐだと「領域」と称した話を書き綴っているけれども、それは人の記憶に固執しているだけのことである。 ある記憶を個人の課題にするのではなく、他の人にも話したいと思…

領域外伝

yumecordcore.hatenadiary.jp yumecordcore.hatenadiary.jp ー人にとって書く行為というのは精神の安定のためにあるのかもしれない。 そんなことは昔から言われていて、特に目新しいことではない。心理学的にもちゃんと立証されている。ストレスとの向き合い…

領域b

yumecordcore.hatenadiary.jp 領域aの件から、随分と時は流れた。彼女は現世に存在はしていた。それが嬉しいことなのか、悲しいことなのかは分からない。誰も評価することはできないのだ。それは、誰も興味を示さない事案であるということを暗に示してる。便…

「領域a」

ここ数日、頭が割れるように痛い。「割れる」という表現は少々、オーバーであるが、彼女にとって、数日に渡っての頭痛というのは経験したことがなかった。そのため、少々オーバーな表現をした。彼女の頭痛の原因など分かりきっているのに。あの日のままで変…