南条あやさん

 今日、3月30日はある人物の命日なのだが分かるだろうか?

 若い世代は知らない人が多いと思うが、今日は南条あやさんの命日だ。彼女は1999年3月30日に亡くなった。18歳の若さで。
 そのような経緯で今日は、南条あや氏の追悼特集をしたいと思う。
 
 南条あや氏とは、1990年代後半のネットアイドルだ。ある女子高生の病んだ日常をブログに綴っていた。オーバードーズに、過激なリストカット。そして、精神科へ通院する話もあった。私は彼女と同世代の人間ではないが、全てのブログ記事を読んだ。1年程ブログをやっていたので、全て読むのに半年くらいかかったが。
当時彼女のブログは大人気で、ファンクラブができる程だった。また、雑誌に記事が載ったり、テレビ出演も果たした。(テレビ放送は彼女の死後となってしまったが)
しかし、16年前の今日彼女は推定自殺で亡くなってしまった。
 
 何が彼女を死に追いやってしまったのか。彼女の日記にこんな話がある。
1999/3/11
私の足元は現在真っ暗。身体が震えます。クスリ、ないと、ダメです。 
4月まで仕事もないですからねぇ。デイケアとか行った方が良かったんでしょうか…。 
いや、私は自分の時間を拘束されるのが大嫌いな野生少女。デイケア行ってもすぐに飽きるはず…。 うーんうーん…。(涙) 
私は焦っているのかも知れません。 
みんな4月になれば専門学校、短大、大学、就職、それぞれの道を歩んで行くのに、 
私だけ、一人取り残されたような。 
ソレも、自分の怠慢のせいで。 
 
 焦りだったのだろうか。4月になると人間は新しい道に進む。しかし、彼女は今でいうフリーターという道を選んだ。学校という箱から追い出され、あらたな箱を見つけられなかった。そしてカラオケボックスという箱の中で亡くなる。
 
 
 なんとも言えない気持ちになるのです。毎年この日になると。来年も再来年も彼女についての記事が書けたらいいな。
 南条さんに影響を受けた人としてのちょっとした話でした。ちょっとしたお供えもの。f:id:YumeCordCore:20150330224108j:plain
 
 関連リンク
考察ブログ
南条あやの保護室