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1日1本小論文 10日目

小論文

テーマ「芸術にかける助成金についての考察」

文字数 約840字

このテーマは難しかったです。様々な考え方がありますしね。

 

芸術活動には、どれくらいの支援をするのが適当であるのだろうか?

様々な芸術活動に対し、支援や助成をするために、助成金制度と言うものがある。例えば、日本芸術文化振興会の「芸術文化振興基金」と言うものがある。これは、芸術の創造、普及活動を援助するための助成事業として、存在している。芸術活動や、様々な活動をしている方にとっは、とありがたいものなのであろう。

しかし、芸術等に無縁な人にとって、この制度はいらないと思う人もいるのかもしれない。また、芸術というのは、生きるための最低限の生活をするだけであれば、必要なものではない。芸術が生きる全てだと言う人もいない訳ではないが、多くの人は、最悪、芸術活動をしなくても、生きていくことはできる。そのため、芸術活動に対し、どれくらいの支援をするかどうかは、人によって考えが様々である。

芸術活動というのは、まず定義することが難しい。創作的な活動全てが、芸術活動であるし、活動している本人が、これは芸術活動だと言い張ってしまえば、それは芸術活動になりうる。そのため、どこまでを支援するべきかと、客観的に判断することは非常に難しい。

日本国憲法第25条に、こんな条文がある。「全ての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と。それに則れば、芸術活動に助成金をかけるのは、適切である。文化的に生活する権利があるのであれば、権利を主張することも、放棄することもできる。本人から、権利を主張されたら、支援をする必要があるのだ。

しかし、権利を放棄した人から見れば、不平等であると思われる可能性もある。権利でしかないのだから、放棄も、主張も自由であるので、そういう権利は不要だと主張することもできる。そのような場合、芸術家、芸術活動を守るためにはどうすればいいのか。それは対抗して、権利を主張するしかない。

芸術活動に助成金をどれくらいかけるかは、人によって考え方が全く違うことが多いので、簡単に定義することは難しい。双方の主張を通して、調整していくしかないだろう。