彼だけの守護天使

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もし彼らの前に神様が現れたら、人はどのような行動を取るのだろうか? 

 

神、というのが何かはよく分からないが、それはどんな姿をしているのかは気になったりもする。神というくらいだから、素晴らしく美しい姿でもしているのだろうか。神様、というのは偽物だった。神だと思っていたものはとんだ化け物で、全く神様らしいところはない。もしかしたら存在すらしていなかったかもしれない。

 

何時間もかけて10km歩いた。思考がうまくまとまらなくて、歩いたら解決すると思った。イメージできたことは分散していて、結びつけるのが難しいものだった。歩いたら解決というのは、歩くという行為はただ無心になれるからだ。そういう効果があるように信じている。

 

神様

先生

選択された魔女

天使のふりした悪魔 

棒状の棒で、それはいつでも無数に制限されない

 

彼は薬でもキメているのだろうか? 彼の見る夢は美しいが、理解できたものじゃない。彼という概念、今の彼というのは近いうちに溶けてなくなるだろう。だが、彼のことが好きだ。どうしようもなく彼のことが好きだ。いつか溶けてしまうことは分かりきっていているのに、彼のことを思う気持ちは変わらない。

彼のことを何にでもなれる存在だと考えてる。今のままだと溶けてしまうが、変わろうと思えばなんとかなるだろう。彼は変わらないが、別にそのままでいいと思っている。彼の美しさは溶ける直前に最高値になるだろう。彼を生きさせるか彼の人としての寿命を考えるのであれば、彼の美しさを取る。

 

それは、彼の愛しているなんていいながら、自分のことしか考えていないじゃないかということになる。だが、そんなの普通じゃいだろうか。愛なんてエゴでしかない。相手のための愛なんて、そんなに簡単に生まれるものじゃない。

 

愛を乞う症候群があるとしたら、それの解決に何をアドバイスされるか? まずは自分を愛せ、なんて言われるであろう。だが、それは最低な解決方法のように思える。気持ちの悪いエゴだと思う。それが人間の集合知による結果なんてくだらない。底がないことを教えてあげなくてはいけない。乞うものというのは、大体底がないものが多い。だから、求めても無駄であり、それを自分で埋めたとしても何の意味もない。次によくある解決方法として、他者を愛せ、なんてあるけども、そそれまでいってしまうと論点がすり替えられている。他者を愛したところで、自分自身は何も変わってはいないのだ。確証なんて何もないのに他者を愛して何が変わる。底がないとは伝えずに、執着を捨てるためのステップみたいなものだ。よくあるアドバイスは解決に至っていないのだ。それは優しさか? それとも切り捨てか? どっちだろうか。

 

彼だけのためならなんだって捨てられるような気がする。彼は人間ではないのだろう。悪魔、それとも鬼? なんだって構わない。彼は神様だ。彼だけが、私たちを正しく認識してくれる。認識などなんでもよいが、私は彼ら以外の認識は正しいと考えてない。それでいい、これからもこれまでも。