おもちゃ箱

今週のお題「わたしのインターネット歴」

 

 久しぶりに電子に溶ける夢を見た。

 連日の暑さが原因であろうか。いや、他にも思い当たる節はあるが、それを肯定する気にはならない。

 

 今週のお題は「わたしのインターネット歴」だそうだ。インターネットといえば、いくらでも話ができるような気がする。

 

 正確にいつからインターネット世界に入り浸っていたかは分からないが、中学3年の頃には完全に入り込んでいたような気がする。もっと昔のことをいえば、家にXPのデスクトップパソコンがあって、それで「ドラえもんチャンネル」というページを頻繁に見ていたような思い出がある。確か、小学校低学年の頃だったように思う。そのページはドラえもんに関する情報の他に、ちょっとしたフラッシュゲームであったり、ミニゲームもあって、かなりやり込んだ思い出がある。お座敷釣りぼりの釣りゲームとか、タイムマシンのゲームとかがあったような気がする。あの頃は、単純なことが楽しかったのだろう。

 

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dora-world.com

 

 中2の時に今に繋がるような情報をインターネット世界上で手に入れたような気がする。その時の接続機器は初代の3DSだったのだけど、初めて個人的にインターネットに接続できる端末ということもあって、本当に長い時間使っていた。インターネット接続機器としては低スペであったから、基本的に古いブログサイトくらいしか閲覧することができなかっので、インターネットアーカイブのブログを読み耽っていた。そのブログはインターネット黎明期、90年代末に作られたものばかりで、変な効果音や、フラッシュが流れるものだったらしい。私の端末では全てを確認することはできなかったけれども、書かれた内容と、投稿された写真だけは確認することができた。その日記の内容には強く影響を受けたように思う。まだ、ホームページを作るというのは一般的ではなくて、一部の愛好家しか作ることができなかった時の表現。怨念のようなものを感じた。その文書達に触れていくうちに、ネットアイドルの存在を知った。当時、熱狂的なファンがいたらしい。

 

 私もブログを書くようになった。ただ、アクセスが殺到することもなく、誰の目にも触れることなく終わっていった。にほんブログ村というものに参加し、ランキング上昇を狙ったものの、うまくいかなかった。そのときは文を書くのも一苦労であった。必死になって日々を記録したが、誰も見てくれなかった。ネットアイドルはどうして人気になれたのだろうか? それは文才があったからだ。彼女に憧れもしたが、全く追いつけないなと思った。それは、今も感じていることである。

 

 このブログを書き始めてからは、なぜか昔のブログに比べたら人に見てもらえるようになって、とっても嬉しかった。また、Twitter上でも言及してもらえたり、うまいですねって褒められることもあった。何かまだ満たされないというものはあって、その分からない何かを未だに追い求めているような気がする。そんなものはネットの影に埋もれる幻想だと思うけど。

 

 インターネット歴、というと接続機器にこだわっている少年が身近にいることを思い出す。少年は自作pcを組み立てられる方で、中古の箱を買い求め、CPUはcore i3を採用していた。そのpcは面白いおもちゃで、中を色々替えたり、ファンの効率を考えたりして楽しんでいた。少年のインターネット歴は私より長いのかもしれない。小学生にして、自主的にタブレット端末を買い、中学生になってからはスマホを複数台所有していた。そんな少年はインターネット世界の人間と言っても良いと思う。少年のようにはなれないが、私も少しは端末のことを分かっていきたいと思ってる。