夏祭り

 私にとって最も重要な夏祭りといえば、日本一やかましい祭とも言われている石取祭だ。今年もその季節がやってきて祭車をぼーっと眺めた。この祭は何時にやっている、とかそういう概念はあるといえばあるのだけど、基本、神様の前で各地区が発表するまでは、道路上を祭車は進行しているので、いつでも見頃といえば見頃で、時間にルーズな方でも楽しめるようになっている。花火大会とかは、打ち上げ時間が決まっているから苦手だ。どこの祭車がみたいだとか、春日さんの前で発表してるところを見たいとかなったら時間を気にする必要があるのだけど。

 

 とにかく、石取祭はやかましい。祭車が38台程あるのだけど、それぞれが音を鳴らしながら町を練り歩く。地区ごとに音は全然違って、リズムの取り方も少々違い、聞き比べるだけで、あっという間に時間が過ぎていく。また、祭車もかなり凝った造りで、見比べても楽しい、中にはかなり歴史のある祭車もあって、時間の重みを感じる。

 

 やかましさの中に、今年も人々の想いが飛び交っていた。どんちきちん? みたいな音なんだけど、今年も来てよかったなぁと思った。

 

 

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