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「人々の記憶」

エッセイ
最近、遺品整理屋さんの書いた本を読んだ。孤独死とか、自殺とか、生きることについて考えていた。その時、思いついた話。


私はこの世界で、「記憶の箱」になりたい。それはなぜか。人間が生き続けていてほしいからだ。
人間には2回死がある。1回目は、肉体の活動を停止した時。そして2回目は、人々の記憶から消えた時だ。2回目の死は、いつか絶対に来るが、時間を先延ばしにすることは可能だ。家族や、地域の人の記憶に残れば、の話だけど。

有名な人や、家族がいる人なら、その速度は限りなく遅いのだけど、孤独な人は忘れられる速度が早い。私はそんな人がいなくなって欲しいと思っている。本音を言えば、永久に2度目の死を迎えたくないくらいだ。繋がり依存の発言になりかねないが。

だから、私はたくさんの感情を覚え続け、それを物語の中で表現したい。それを続けたたら、2度目の死を免れることが出来るかなと。



結局、鈴木はただの寂しがりな人だ。