五月症候群

 5月に入って、10日程が過ぎた。5月と言えば、五月病と言うものがあるそうだ。話によると、以下のような症状らしい。

春(4月)に新しい集団になり、新しいキャラクターを演じる。4月の内はそのキャラになりきることを楽しむのだが、5月の始めのゴールデンウイークを挟み、疲れに気づく。そして、学校や職場に行くのが億劫になる。
  新しい環境で無理をして、疲れるということか。どうやら私はこの症状になってしまった。この春、私は高2になった。目新しいことなど少ないと思う学年なのだが、何故か5月病になった。少し、今年に入ってからのことを思い出してみるとする。
 
 今年、私は表面上の友達というのを初めて作った。去年は気が合う人がいなかったので、あえて友達というのを作らなかった。だから、いつも学校では1人で行動していた。教室移動も昼食も、全て1人で動いていたので、気が楽だった。まぁ、学校を休んだら授業が分からなくなるという問題はあったので、学校は1度も休まなかった。友達がいれば、ノートなどを貸し借り出来るのでそれは便利そうだなと思っていたが。
今年はクラスにアニメ好きの人がおり、その人達と数人のグループを形成した。春の遠足では一緒に行動したり、昼食を誰かと摂る様になった。また、友達が出来たことにより、ノート等の授業の問題は解決した。
 それはとても良かったのだが、やはりあまり親しくもなく、なんとなく一緒にいる関係。気をとても使う。私の詳しい趣味の話をしてしまえば、恐らくドン引きさせる可能性が高いので、本心など言えたものじゃない。とりあえず、精神疾患に関連する話は絶対に話せない。正直言うと、面倒くさい。いや、一緒にいる人たちは悪い人ではない。だけども、疲れる。最近は、朝起きるのが億劫だ。「あー、好きな事だけ出来たらいいのにな」と思ってしまう。
 
 これはどうやら、5月病という症状のようだ。本当に、いちいち毎日学校に行くのが億劫だ。勉強したくても、出来ない人に言ったら怒られそうだが、そう思ってしまったら仕方がない。
 
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